renovation

松江の茶室

新建材で造られた既存の和室を、茶道の稽古のために京間四畳半とし、炉を切った。
茶道では足裁きの歩数や道具を置く位置の決定の際、できれば京間寸法の畳が望ましい。
現代の一般的な910×1820グリッドの6帖+床の間の空間を四畳半+床の間とし、
建具の内法高さも天井高も低く抑えることで重心が下がり、落ち着いた空間となった。
床柱は桑の木である。四畳半の茶室にしてはしっかりとした太さの角材で、派手さもなくさりげない木目であるが、空間を引き締める力強さをこの茶室に与えている。
この力強さを持ちながら、障子の桟の太さ、襖の唐紙、天井材などにより空間全体としてはたおやかで柔らかで素直な茶室となった。

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