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両三柳の家

山陰地方は古来積雪も多く、古い集落にはこの地方の風土から生まれた石州瓦が、赤く美しい屋根波を残している。
その伝統的な家々の中に建つ、若い家族のための家である。
この住宅の課題のひとつは敷地南側が前面道路に面しているため、プライバシーを守りながら居室の明るさを確保し、空間の閉塞感を感じさせないことだった。 障子や格子の引き戸や欄間を配することで部屋としての落ち着きを持ちつつ、家全体の気配のつながりが生まれたように思う。 2階は屋根勾配に沿った天井で大きな空間を作り、家族のための共用スペースと個室を緩やかに仕切っている。

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